鎌倉Hi-surf(ハイサーフ)

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P.PASS  ポンペイ ミクロネシア 

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先月、2月の頭にミクロネシアのポンペイって島に行ってきました。
バレルで有名なポイント、パリキールパス 通称 P.PASS がある島で、ケリースレーターやミックファミングなど、ワールドチャンピオンやトッププロサーファー、、、
いわゆるバレルジャンキー達がリピーターになるようなところ。
 
到着当日の日に今季最大にして、2年ぶりのビックスウェルがヒット。。。
波質はスーパーホロー 底ボレする波で、高さは出ないけど水の量は半端なく、その場にいるのと写真や映像で観るのとでは、イメージがまるで違うというタイプの波の典型。
デカイ日は、まるで空間が歪められているような、、、どうやったら水がそんな形態をなすことができるのだろう?と、
思わされる、不思議で、恐ろしく変態的な形を形成する波になる。
ハワイのノースショアと同じノーススウェルのポイントなんだけど、p.passはノーススウェルがダイレクトではないので、
冬の間の平均サイズはオーバーヘッドくらいと聞いていて、ビックバレルになるのは多くて年に4〜5回という話だった。。。が、初日から話が違う。。。
ポンペイに到着してすぐ、宿からボートで15分くらいのP.PASSに連れて行かれ、ボートから波を目の当たりにした、その瞬間まず思ったのは、
こんな海には絶対に出たくない。。。安全なエリアに係留されたボートから、観ていても、恐ろしいくらいの海だ。
もっとデカイ波に乗ったこともあるし巻かれたこともある、でも、そういう問題ではない。。。
何より、恐怖感を煽るのは、その変態的で、恐ろしげな、その波質と、これでもかという水の量。。。もはやその見た目、形は波のそれじゃない。。。
しかも、全くテイクオフできるイメージがわかない。。。何より、これが1番の問題。。。
でも、なぜか、少しの間ボートから波を見ていたら、今思うと不思議なんだけど、、、その海に入りたくなって来ている自分にふと気づく。
自分でも、何故だかよくわからないんだけど、、、気づくと完全にスイッチがオンになっていた。
スイッチがオンになると、もうネガティブな事は頭をよぎらないし、やらない選択筋はもう完全に頭から無くなっていて、
どうやってあの波にテイクオフしてやろうかと、それしか考えられない状態になっていた。。。どの瞬間に、こんな180度違う考えに切り替わったのかは全く覚えていない。
今思うと、トランジットは最悪で、ほとんど寝てないし、日本でもずっと波乗りはできてなくて、パドリングに必要な筋肉すら衰えてるようなネガてィブ要素満載な状態だったのに。。。
実際、自分にとっては、かなりのハイリスク、ローリターンだったと思うけど無意識が、おそらく過去の経験から、サバイバルできる、メイクできるという判断を下したのだろうか。
映像ではいくらでも観ることはできるけど、たった今、自分はこんなすごい海の目の前に立っているという現実、昔、ロビーナッシュが言ってたけど、
重要なのは海でも陸(ビジネス)でも、正しいタイミングで、正しい場所にいることだと。
メイクできるかもしれないのであれば、こんなチャンスは滅多にない!というか、一生ないかもしれない!
俺にとって正しいタイミングだったのかどうかは分からないし、その時はそんなことは微塵も考えてはいないけど。。。
ただただ純粋にあの波に乗って見たい、乗らないと見れない景色を見てみたい、体感したい、体感できるかもしれない、という思いだけだったと思う。
帰ってきて、少しの間は、もうあんなヘビーな波はいいかな〜って思ってたけど、
あの、恐ろしいほどに美しい空間とスリリングなテイクオフがセットになって、日に日に懐かしさが、、、いや、禁断症状という表現のが近いのかもしれない。。。
とにかく、あの手の深いバレルは、目の前で見た人にしか分からない、他のどんな良い波、綺麗な波とも全く違う存在で、
芸術的とも言うべき本当に特殊な、、、そして中毒性の高い空間だった事を少し時間が経ってからジワジワ認識させられた。
しかしそこは、それなりの経験を積んだ者しか受け付けてくれない、たとえいくらお金を積んでも行けない、、、行きたいような、行きたくないような場所。
 
そして、バレルジャンキー達と行動を共にして、最初に思ったのは、、、こいつら頭おかしい!付き合ってらんない!もう呆れるわ!笑 ってな感じで、なんとなくだけど、
ただの物好き的な、言い換えるとネジが1本飛んじゃってる的な目線で彼らを見ていたような気がする。。。実際、そういう部分もあるだろうけど、、、
(日本じゃ自分も似たような目で見られてる時もあるかも、、、)
でも、実はそうではなく、どちらかというと逆で、海では純粋に自分なりの段階を踏んで波乗りを追求して極めてきた、純粋な人達だったんだなぁ〜と。
実際、船で一緒だったカウアイから来た猛者とCIライダーのイケメンオージーは二人とも、
船上や陸では物静かで、喋りもゆっくりと落ち着いた感じで、無邪気で穏やかで、思いやりも感じられる良い人達だった。
波乗りに人生を捧げ、それをトップクラスで突き進んで行くと、行き着く先はこういう世界かぁ〜、、、みたいな。
下で最初に紹介した映像の最後で連呼してる言葉が、なんとなくそれを表しているのかなって感じがする。
 
そして後半は波が落ち着き、トレードウインドが強まってきて、右からのサイドオフの風が p.passのバレルに吹きつける日々が続いた。
海から上がって、いつものようにカットしてもらったココジュースを飲みながら、地元の元漁師だというボートマンにここでウインドやってるの見たことある?
って聞いたら、前にブラジリアンがここで、ウインドやったの見たけど!物凄かったぞ!
って言うから、カウリシアディか!?って聞いたら、そうだ!そんな名前だったと。。。マジか!
p.passだったら、頭くらいでも、ビックエアー連発のとてつもなくスリリングでチャレンジングなウインドができる。。。
波と風のパワーを使って目一杯加速しバレルセクションで一気にボトムに駆け下りてバーティカルにフェイスを駆け上がり、思いっきりエアー。。。
。。。妄想が膨らむ。。。そして頭から離れなくなる。。。
実は、予約を入れる前のメールのやり取りで、ブラジリアンでオーナーのアロイからp,passはウインド禁止だって言われてて諦めてたんだけど。。。
でも、その日にもう1度アロイに、今度ここでウインドやらしてくれないか?って頼んだら、ごめん、先月もジェイソン、ポラコウから電話があって、断ったばかりなんだ、と、、、
jpすら、お断りなら、俺がやるわけにはいかないなと、諦めがついたけど。。。多分、同郷のカウリは特別だったんだろう。
p.passじゃなければ、いいpass案内してやるから、いくらでもやっていいぞ!ウインド持ってまた来い! って言ってくれたけど。。。
 
ユナイテッドのアイランドホッパーで、チューク島を経由して、ミクロネシアの美しい島々や環礁、サンゴ礁を眺めながらポンペイへ。
朝、弁当を持ってボートで海に出たら、1日中海の上、もう夕方まで帰ってこない pohnpei surfclub style
バレルジャンキーが多く来るので、こういうスタイルになったんだと思うが、、、これが、まぁまぁ疲れる。。。 
最高速はp.passで42キロ、シークレットでも38キロ、両方かなりスピードの出る波。
 
宿も満杯だし、数日前にオーナーが、フェイスブックページで、もう来ないで!って発信しているにも関わらず、波浪予報を見て、
世界中からバレルジャンキーが、集まって来てしまうという。。。
チャンネルアイランドの公式YouTubeチャンネルにその日の様子がアップされてました。
1:50くらいのところで、チラッと自分も写ってます、もちろん乗ってるところではないです。。。
https://world-surf-movies.com/2019/02/15/post47350/
 
こちらは違う年の映像だけど、こっちの映像の方が近いからか少しリアル。
https://world-surf-movies.com/2014/01/23/post539/
 
こちらは、年に数回のデカイ日にだけ、姿を表す極上シークレット♪
それが滞在中3日間も割れてくれて、2日間通いました。
映像は半分くらいで切れますが、まだまだ乗れる最高のロングブレイクを貸切で丸々4ラウンド♪
https://www.facebook.com/170636409640348/videos/2106852749408129/
 
来週はインドネシア、スンバワ島へ行ってきます♪
波予報は今のところ、いい感じ♪
 
P.PASS  ポンペイ ミクロネシア 
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