セイルをマウイセイルのミュータントに変えて、何度目かのハイジャンプの時、

空中での姿勢制御があまりに楽なせいだと思うが、ふと、また、バックループをやりたい！

という衝動が、突然体に走った。

ずいぶん昔、まだプロの試合にエントリーしていた頃はプッシュもバックも何度かメイクして短期間やってたけど、

試合にエントリーしなくなってからは、後ろ回転系はやらなくなってしまっていた。

フォワードとか、プッシュやバックよりも難易度の高いスポックなんかはたまにやってたのに、

なぜかバック系はやらなくなってしまった。

そんな感じで今までもやりたい！メイクしたい！と思った技も何度かトライして、

イメージ通りいかなかったり、怖い思いをしたり、

怪我をしたりしてくうちに情熱が消え去ってしまった事が何度かあった。

バック系は結構怖いので、今回の衝動もいつの間にか消え去ってしまうかもしれなかった。

 

でも、今回の衝動は心の深い所に知らぬ間に忍び込んでいたみたいで、

そんな時はいつも、回りの流れも同じ方向を向く。

まず、ライダーのさくちゃんがハイテンションでプッシュループをやりたい！と相談に来た。

そして、新たにフォワードをマスターした人や、教えてほしいと言ってくるメンバーが次々現れて熱くなっていった。

それらの熱が僕の熱を冷まさないでくれた。

 

何年も経って完全に錆び付いた技術をすぐに蘇らせることはできるのか？

久々だし怪我するんじゃないかとかネガティブな不安を払拭する為に

そして、体の奥底に錆び付いて眠っているはずの技術を呼び起こす為にそれが出来るコンディションが来る日まで、

イメージトレーニングでやりたい衝動を煽る日々が続いた。

その日が来て、トライしてみるとサビは落ちていて、あっさりメイクできた。

でも、過去の自分が実際に回っているイメージよりも、いつの間にかビデオなどで見る客観的なイメージの方が強くすり込まれていたみたいで、特等席で見るプッシュループは思っていた以上に大迫力で、Gも強かった。

こんなに怖かったっけ？っていうのが正直な感想。

それだけに、メイクした爽快感は最高で、

１度しか味わえないはずの２度目のファーストメイクの快感に震えながらプレーニングした。

やっぱりアトラクションは多い方が楽しいし！　ウインドってホント楽しい、すごいスポーツだと思う。

 

さぁ、次に目覚める技はバックループか！プレーニングフォワードか！

そういえば、プレーニングフォワードのファーストトライで目の上７針縫って、脱臼もしたなぁ〜。。。

その後、何度もメイクしたけど、板２本とカーボンブーム１本折った。。。

でも、できちゃえば、あっけないほど簡単だった。。。けど、こいつは眠らせとくかな。

I've always lived my life in fantasy

 

画像と動画は当日のものではなく、（ファーストメイクは日曜日）みゆきちゃんが今日撮ってくれました。

ありがとう！

今日は波が小さくてなかなかプッシュ向きのハイジャンプができないなか、

ワンチャンスのプッシュを撮ってくれました。
映像の最後は石川フォワードスクール。

永島のトークがおもしろい。

載せきれなかった今日の画像はブログで。